P-CAT HOUSEについて

P-CAT HOUSEとは

飼い猫のセーフティーネット「P-CAT HOUSE」

「P-CAT HOUSE」とは『飼い猫のセーフティーネット』を目指してスタートした、会員制保護猫飼育プロジェクトです。

保護猫は英語で「protective cat」というため、簡略して「P-CAT」とし「保護猫の住む家」という意味で『P-CAT HOUSE』というプロジェクト名になりました。

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現在、行政機関で最も懸念されているのが、飼い猫を終生飼養できなくなる高齢者の激増です。各地の行政機関に持ち込まれる飼い猫のうち、飼い主である高齢者の「死亡」「入院」「施設入居」などの原因で、「遺族」「親族」「知人」「社会福祉機関」からの割合が急速に増えています。
こうして持ち込まれる猫は高齢猫が大半を占めるようです。高齢猫は里親希望者が少なく、殺処分につながってしまいます。

一方で、野外の地域猫活動で野良猫の数を減らし、多くの野良子猫を保護しても「猫の飼い主が高齢のため飼養不能になり、結果として譲渡困難な高齢猫が行政機関に溢れてしまう」という現実は本当に皮肉です。

現在、日本には1,000万匹近い飼い猫がいるとされています。今後、日本の高齢化に伴いこの問題が大きくクローズアップされることは間違いありません。こうした状況に対応し、今後行政機関による猫の殺処分を減らすには「飼い猫のセーフティネット」が絶対に必要です。
会員制保護猫飼育プロジェクト「P-CAT HOUSE」は、いわゆる里親募集方式ではなく”全ての会員が共同で保護猫の飼育を行う新しいシステム”です。

 『野良猫と地域猫』人と共生するために...

「野良猫」と「地域猫」この違いをご存じですか?
猫ブームもあり、関心を寄せる方も多いと思います。野良猫とは飼い主のいない猫をいいます。最近野良猫が増えて困っているという話をよく聞きますが増える際の典型的な例を一つ紹介します。
「避妊・去勢をしていない猫を放し飼いにする」ケースです。

屋内外を行き来できる猫は、自由に繁殖活動を行います。

雌の場合望まれない命を宿すこともあります。産み落とされた子猫の多くは捨てられ野良化します。この子猫たちは当然避妊・去勢していません。交尾・出産は繰り返され「際限なく増殖していく」というわけです。野良猫を増加させる原因が、飼い主のモラルの欠如や知識不足にあることがよく分かるかと思います。

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この問題に積極的に乗り出した自治体もあります。例えば、仙台市です。同市は2006年「動物愛護行政の基本指針」を策定しました。行政・ボランティア・動物病院などが連携し、動物愛護施策を推進するためです。「飼い主のいない猫」について捕獲、避妊・去勢手術を施し、元の場所に放して「地域猫」とし、住民とともに管理していくと定めています。地域猫活動の目的は「野良猫の減少」と「地域社会における猫と人間の共生」です。しかし、活動に対する市民の認知度はいまだ低いのが現状です。地域猫による管理は野良猫を減らす最良の策と思います。活動の普及により排泄、繁殖、餌やりなどの問題が改善していくはずです。猫にとっても、活動を通じて新たな飼い主を得て、飼い猫として幸せな生涯を全うするという新たな選択肢が生まれるのです。(成沢千香=獣医師、専門学校講師)中日新聞2018.4.28掲載

「猫の殺処分」問題の新展開

最近「猫の殺処分」問題は、新しい展開を見せ始めました。
行政機関に引き取られた保護猫の譲渡活動に協力する愛護団体や個人ボランティアの数がかなり増え、行政を含めて譲渡会も毎週のように何処かで開催されています。じっくり猫を選ぶ「保護猫カフェ」等も随分増えました。地域的な差はあるものの、こうしたことが日本全体として猫の殺処分数減少に大きく貢献していることは確かです。

愛知県においても、豊田市が新しく開設された「動物愛護センター」で地域猫活動の支援として無料で”不妊去勢手術”を行ったり、愛知県自体も環境省からモデル地区として指定され、保護された乳飲み子猫を育てる「ミルクボランティアの募集」を始めるなど、数年前と比較して大変望ましい状況になっています。

しかしその一方、保護猫の里親探しは、今後次第に困難になることが予想されています。何故なら、子猫にせよ若い成猫にせよ譲渡するための”里親に要求される条件”は、大変厳しいものだからです。

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里親希望者には、
「本人年齢(60才未満)」
「飼育期間中の一定水準の収入」
「適切な飼育環境の提供」
「家族全員の合意取り付け」
「万一飼育不能の場合の飼育引受人確保」
などが要求されますが、
この段階で多くの希望者が脱落してしまいます。
これは保護猫を不幸にしないために必要な審査ですが、こうした現状から里親の絶対数が将来不足することが予想されており、現在の里親募集方式のみで大丈夫なのか心配されています。

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保護猫たちを守る「分担方式の共同飼育システム」

現代は”家”も”自動車”も”仕事”も分担(シェア・sharing)の時代です。

保護猫救済においても、

・飼育費用を分担(シェア) 
・飼育場所も分担(シェア) 
・飼い主責任も分担(シェア)


という、分担方式の共同飼育システムをP-CAT HOUSEは提案します。

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例えば...
「1グループ30人で15頭」を、最近増え続けて問題になっている「空き家を安く賃借」し、「グループ全員で作業分担して保護猫を飼う」訳です。

この意味で『P-CAT HOUSE』は、言わば屋内型地域猫活動ともいえる会員制保護猫飼育プロジェクトであり、これが大規模に機能すれば「飼い猫のセーフティネット」になるのです。

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P-CAT HOUSEで保護する対象

①高齢者がやむを得ない事情で飼えなくなった成猫

現在高齢者世帯の増加により、やむを得ず飼えなくなってしまった成猫が次第に目立ってきています。今後さらなる高齢化の進展に伴い、急激にこの傾向が顕著になると予測されます。
飼い猫として幸せに暮らしていた成猫を『飼い主を失うことによる不幸と、死の危険から救い出す』これをP-CAT HOUSEの最優先目標にしています。

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②行政機関で長期間里親が見つからなかった成猫

行政機関による”やむを得ない殺処分”を減らすため、行政機関の保護猫収容スペースをできるだけ解放しておく必要があります。行政機関には高齢者を含め、飼い主が飼育不能になった猫が直接持ち込まれます。
これを出来るだけ救うことも、もう一つの大切な目標になります。

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P-CAT HOUSEの共同飼育システム

P-CAT HOUSEの共同飼育システムは、
【自宅では飼えないが、場所があれば猫を飼ってみたい
【親の介護や子供の結婚、仕事の退職など将来のことはわからないが、しばらくの間なら猫を飼うことができる
【自分も高齢になったが、身体が元気なうちは心の癒しのために猫を飼いたい
といった、これまで保護猫飼育に参加する機会のなっかた多くの方々も共に参加することで「飼い猫のセーフティネット」とすることができるのです。

本部では飼育作業に加え、各県単位の各種事務・管理作業と新会員の募集・研修を行います。

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飼育費用について
①飼育費用

「会員からの会費」「一般の方からの寄付」によって賄います。

会員は「3,000円/月」を会費としてお支払いいただきます。その他一般の方からの寄付金で運営費を賄っております。

主に「保護施設の家賃」「水道光熱費」「餌」「猫砂」「爪研ぎ」「その他消耗品(洗剤、ゴミ袋、ティッシュ、消毒シート等)購入費」「基礎医療費(健康診断・予防接種費用等)」「保護施設開設」「室内設備設置費用」「備品購入費用」「治療医療費(診察、検査、薬剤、手術等)」「人件費」「交通費」「広報費」「外注費」などを支払います。

②飼育場所

善意の寄付や多額の貸付により、最初の保護猫飼育施設として愛知県一宮市に本部施設を開設しました。2016年より徐々に保護猫を受け入れており、2018年3月までに13頭飼育しました。今後も、空き家を利用した新たな支部開設を行って共同飼育を行う予定です。

現在、少子高齢化の進展で全国的に空き家が増加しています。この中から”売却困難なもの”や”賃貸するには多額の補修費がかかるもの”などを、所有者の理解を得て借りる予定です。

③飼い主責任

当プロジェクトの全ての保護猫を「会員共同所有」とすることで分担します。
会員は”共同飼育会員””単独飼育会員”に分けられます。

【共同飼育会員】・・・団体飼育施設で飼育
【単独飼育会員】・・・原則自宅で飼育


単独飼育会員には「共同飼育会員から団体の許可を得て移行する場合」と「元々自宅で飼育していた方が将来の飼育不能のリスクに備えて加入する場合」とがあります。単独飼育の猫も、会員都合や猫の健康状態により何時でも飼育施設に預かり又は戻すことができますのでご安心ください。

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交流し活動している動物愛護団体

当プロジェクト又は幹部と交流し、活動している動物愛護団体をご紹介致します。

公益財団法人
動物環境・福祉協会Eva
http://www.eva.or.jp/
一般財団法人
クリステル・ヴィ・アンサンブル
http://christelfoundation.org/
TOKYOZEROキャンペーン http://tokyozero.jp/
NPO法人人と動物の共生センター
【ペット後見互助会「とものわ」】
http://human-animal.jp/about
NPO法人ファミーユ http://www.npo-famille.org
NPO法人
東京キャットガーディアン
https://tokyocatguardian.org

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0586-48-5229
会員のお申込みや、見学希望などお気軽にお問い合わせください。
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